クラシック

特集に惹かれてBRUTUSを購入。ページを開いて驚いた。テキストが読みづらい。こんなに小さな文字だったか。前に購入したのは老眼になる前だったのだろうか。
クラシックを聴きはじめたのはずいぶん前だが、いつも聴いているわけではないし所有アルバムも多くないので、いつまでたってもビギナーのままランクが上がらない。
曲名を覚えないことも原因のひとつなのだろう。クラシックの曲名は『月光』や『美しき青きドナウ』や『セビリアの理髪師』など固有名詞のつくものもあるが、バッハのBWV〇〇〇〇やベートーヴェンのピアノソナタ〇番など、番号や調子や早さや演奏スタイルを羅列しただけの曲名が多く、丸暗記するにも素養のない頭にはいささか厳しい。
ベートーヴェンのピアノソナタといえば、特集の最後にアンドラーシュ・シフと川上未映子の対談が掲載されている。じつはシフもこのあいだ知ったばかりで、アルバムジャケットに惹かれてピアノソナタ全集を購入したが、すばらしい演奏で毎日のように聴いている。最近来日していたことは知らなかったが、機会があればぜひ生演奏を聴いてみたい。
書いていて思い出したが、社会に出てはじめての仕事でご一緒だった方がクラシックファンだった。単身赴任だったのに、部屋へ遊びに行くとたくさんのCDが並んでいて、また持って帰らないといけないのにねと笑っていた。そのころは関心がなかったので「すごいですね」で終わってしまったが、あのとき1枚でも聴かせてもらっていれば、一から教えてもらえたかもしれない。