ミッキーがいなくても

『伊藤公象展』を観に東京都現代美術館へ行ったのだが、同時開催している『メアリー・ブレア展』も面白そうだった。迷っているのを察したのか、チケット売り場のお姉さんが「両方観れば伊藤公象展が半額です」と満面の笑みで言うので、どちらも観ることにした。
ディズニーランドへ行ったことがないし、ディズニー映画もほぼ見ていないので、展示が楽しめるだろうかと心配したが、まったくの取り越し苦労だった。彼女が生きたのは半世紀も前で、『ピーターパン』『シンデレラ』『不思議の国のアリス』など小さいころに観たものばかり。『あおいくるま』『ちいさな家』などすっかり忘れていて、目を細めながら懐かしんだ。
終盤に展示していた『イッツ・ア・スモールワールド』このようなアトラクションがあることを知らなかったが、『世界はひとつ』と同じではないのか。
宝塚ファミリーランドの『世界はひとつ』は大好きなアトラクションだった。世界中の人々が踊るところや、さまざまな名所や催事を観て喜んでいたことを思い出す。
音楽もよく似ている。いまでもメロディを覚えている。「みーなさんおいでーなーさい よーこそおいでーなーさい(中略)せかいはひっとつー ラララーラーラーラーラー」