夢日記

ほぼ日に『夢日記』というコンテンツがある。細野晴臣さんが見た夢を紹介するというものだが、おかしな夢がたくさんあり、さすがは細野さんと感心する。
子細に書けるのはメモを取っているからだろうか。私もおかしな夢を見るたびに、メモを取っておけばよかったと思うことがあるが、そのメモをどうするのかと思いとどまっていた。
昨夜久しぶりにおかしな夢を見た。起きてすぐにメモのことを思い出し、iPhoneのメモアプリに書きつけた。前段があったかもしれないが、覚えているのはこういう場面から。
眠っていた。ぼんやり目を覚まして目の前を伺うと、布団が2組敷いてあり、隣に誰かが寝ていた。寝相が悪いのか、私は隣の布団に手足を侵入してしまっていた。すると隣から小さな声が聞こえた。「また越境して。私を抱くつもりがないのに」。そのうち隣の人は布団から起き上がり、「私を抱くつもりがないのなら、もう一緒にはいられない」と、独り言ちながら布団の周りを歩きはじめた。私も起き上がり隣の人を見ると、その人は芸能人のAさんだった。暗転
大勢の男たちが土間にいて、何やら話し込んでいた。周囲がクリアになった。古びた農家のような建物で、広い土間があり、隣に一段上がった畳の間。その畳の間で寝ていたようだ。Aさんはシクシク泣いて土間にしゃがみ込み、数人の男がAさんを囲んで慰めている。
男の1人が怖い形相で私に近寄り、「Aちゃんは俺たちがここから連れ出す」と言うと、男たちはいっせいに支度をはじめた。男たちはAさんのファンだった。
わけがわからず建物を飛び出ると、夜が明けていた。仕事へ行かなければと建物へ戻ると、Aさんの荷物はすでに運び出されていて、男たちも姿を消していた。畳の間はもぬけの殻だったが、こたつだけポツンと残され、男が2人入っていた。彼らは不敵な笑みを浮かべてこちらを見ていた。夜が明けているのに建物の中は暗く、こたつだけが赤くぼんやり灯っていた。
ここで目が覚めたが、網膜にはマトリックス・コード。これが現れるということは、この夢は恐ろしい部類に仕訳されるということ。前半は自分次第で別の展開になったかもしれない。