鼻と断熱

寒い季節は鼻の調子が悪い。軽い慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎のせいだが、数年前からそれまでと違う症状に悩まされている。鼻の通りが悪くなることに変わりはないが、鼻水などではなくかさぶたができて通りが悪い。鼻の穴が小さくなるので呼吸しづらいし、無理に呼吸しようとすれば鼻息が不快な音をたてるので寝つきが悪い。昨夜は3時まで寝つけなかった。
今日は歯医者の日だったので、その足で耳鼻科へ行こうとしたが、水曜日だということを忘れていた。でも今日行かなければ後回しになると、電車で数駅先にある耳鼻科を受診した。
炎症しているということだったが、なぜかさぶたができるのだろう。先生に尋ねると、「部屋が乾燥していませんか?」とのこと。鼻乾燥(ドライノーズ)というそうだが、鼻の粘膜が乾燥すると、皮がむけてかさぶたができたり出血するそうで、まさにこの症状だった。
部屋の乾湿には無頓着で、湿度計も置いていないので答えられなかったが、帰りの車中でハッとした。5年前にマンションのサッシが断熱改修されたのだった。築40年の古マンションなので、ガラスはペラペラで熱橋対策もされていなかった。断熱改修といっても、ペアガラスになっただけでアルミサッシは変わらないが、寒さはずいぶん和らいだ。それで改修前と変わらず電気ストーブにへばりついているものだから、周囲の湿度が低下していたのだろうか。
思えば症状が出はじめたのは改修したころからではなかったか。原因はこれかもしれない。