いのちのスープ

毎朝その日の運勢を見るがほとんど当たらない。でも今朝は違った。「情緒不安定になっているので息抜きを」じつは仕事がにっちもさっちもいかない状況で、締切に間に合うかと気に病む毎日。ほんとうは休みなく働かないといけないのだが、このままではおかしくなりそうなので、今日は一切仕事をしないと決め、料理家・辰巳芳子さんのドキュメンタリーを観に行った。
素敵な作品だった。いのちの大切さ、食べることの大切さを教えられた。そして黄金色のスープがとても美味しそうだった。ろくに料理をしないくせに、スープの本まで買ってしまった。
彼女の思いや監督の思いを考えれば、安易に癒しを求めて観に行ったことが情けなかったが、でも気持ちは楽になった。心のなかのとげとげも和らいだ。これで明日からまた頑張れる。そしてこの仕事が終わったら、黄金色のスープを作ってみようと思う。
ほぼ日で紹介されなかったらこの作品を知ることはなかった。ほぼ日にありがとう。