ハイレゾショップ

Spotifyで見つけたアリス=紗良・オットの『NIGHTFALL』。ドビュッシー、サティ、ラベルが数曲ずつ入った小品集だが、彼女の演奏を気に入ってしまい毎日のように聴いている。CDを購入しようとしたが、ハイレゾ音源はないかとmoraを調べたら、扱っているが4千円近くする。
ハイレゾ音源はなぜこうも高いのか。昨年オフコースのアルバムがハイレゾ化されたが、価格を見て驚いた。5千円もする。こんなに高くて売れると思っているのだろうか。
そもそもハイレゾとローレゾで価格が違うところが気に入らない。データを操作するだけだろうから生産コストは変わらないはず。メディアやケースが不要なのでCDより安くてよいほど。オフコースなどはすでに音源があるのだから、あとは机上でハイレゾ音源をつくるだけ。1枚ごとにミュージシャンなどへのフィーが発生するとしても、3千円より高いとはどういう理屈なのだ。
熱くなった。さてどうするか。あきらめてAmazonへ飛ぼうとして思い出した。海外のハイレゾショップではいくらなんだろう。米国のお店で日本からは購入できないが、たまに訪ねて価格を見ては、うらやましいと指をくわえている。検索すると扱っていた。価格は18ドル。
こうなれば是が非でもこちらで購入したい。むかし調べた時は面倒そうなのでやめたが、現在は簡単に購入できるようになっていた。このお店は米国内からのアクセスでしか購入できない仕組みになっているそうだが、あるブラウザを使えば日本からでも購入できるのだとか。
さっそくブラウザをインストール。こちらは米国のお店なので、言語を英語にしたほうがよいかと迷ったが、ええいと日本語でインストール。お店へアクセスし、難なくアカウントを登録。いろいろアルバムを漁りたかったが、とりあえず『NIGHTFALL』ともう1枚をカートに入れ、購入手続きボタンをクリック。でもログインページに戻ってしまった。米国外からのアクセスになっていたようだ。ブラウザを何度か再起動し、ようやく購入画面へ進むと今度は住所入力の要求。面倒なので正直に自宅住所を入力したが、米国なので州を選ばなければならない。何も考えずプルダウンメニュートップのアラバマ州にしたが、アラバマ州大阪市など出鱈目もいいところ。支払いはPayPalのみと聞いていたが、手持ちのクレジットカードで購入できた。
米国のお店だし入力した住所が気になるが、ダウンロードできたし再生もできた。HRマークも点灯している。しばらくおとなしくして何も起こらなければ、これからどんどん利用したい。