価格相応

両親から年賀状の宛名書きを頼まれた。これまでは弟がパソコンで作っていたが、続けられなくなったそうだ。さてどうするか。私は手書きなのでパソコンソフトに詳しくなかった。
とりあえずネットを検索してみると、ワードとエクセルを使って宛名書きができることと知り、それならうちにあるのでさっそく試してみたが、思うようなレイアウトにならず連名もうまくいかない。仕方がないので、大型家電量販店へ出かけて専用ソフトを購入。
宛名書きだけでよかったので、『筆ぐるめ30 宛名印刷住所録プラス』を選択。さすがは専用ソフト、レイアウトは美しいし連名も簡単。でもソフトのつくりはよくなかった。
インストール時、20秒経ってからプログレスバーが動き始めるとのアナウンスが気味悪い。プログラムが『筆ぐるめ30』と同じ。「うら(レイアウト)」タブが活きている。印刷要否を決めるチェックボックスの反応が鈍い。立派な外装箱なのにガイドブックがついていない。PDFやオンライン版も用意されていない。送受信履歴の各記号の意味を知りたかったが、『筆ぐるめ30』のガイドブックに記載はなく、古いバージョンのガイドブックで見つけた。
最もひどいのは画像のエラー。「正しいプリンタードライバーがインストールされていません」。パソコンをはじめて25年。その間数台のプリンターを使ってきたが、このようなエラーメッセージははじめて。偉そうでカチンとくる。再インストールしても出てきたので、「このまま印刷する」を押すと印刷できた。何なのだ。何がしたいのだ。
所詮は2,400円の代物ということだろう。『iMazing』も同様。写真に関してiCloudを利用していないのに、いまだにエラーを吐く。それが毎回ではないのでなおさら始末が悪い。
– 追伸 –
せっかくなので、私の年賀状にも使わせてもらうことにした。「住所録の新規作成」をし、差出人を私へ書き換えた。母から宛名が間違っていると指摘があったので、訂正しようと両親の住所録を開くと、差出人が私になっていて驚いた。差出人は共用だった。
書き換えた時に気がつくべきだったが、まったく思いつかなかった。別の住所録なのだから、差出人も別に用意されて当たり前と思っていた。どちらが正解なのだろう。