利己

iPhone12には磁石が埋め込まれているが、これが医療機器に影響を与えるかどうか、アメリカの医師が実験したそうだ。除細動器が埋め込まれた方の胸にiPhone12を近づけたところ、除細動器が停止してしまい、離すと再び動きだしたそうだ。
Appleもこのことは承知していて、 医療機器から15cm離すよう、ワイヤレス充電時は30cm離すよう注意喚起しているそうだが、それで済むと考えているのだろうか。除細動器を埋め込んだ方が、うっかりiPhoneを胸ポケットに入れたりすれば、致命となるかもしれないのに。
磁石につけるカードホルダーなどが発売されはじめているようだが、使う人はどれほどいるのだろう。ホルダーを外さなければカードの出し入れができないだろう。ワイヤレス充電も、充電器にケーブルをつながなければならないので、オールワイヤレスになることはない。
いつまでたってもUSB-Cにしないのは、せっかく開発したLightningを捨てたくないのではなく、ワイヤレスにして端子をなくしたいのだろう。ワイヤレスだとPCにバックアップできないので、iCloudやApple Oneを利用するしかない。データが多い人で5GBでは足りない場合、有償で容量を増やさざるを得ないので、Appleは巨利を得る。おそらくはこれが目当てなのだろう。
次のiPhoneはTouch IDが復活するという噂なので期待しているが、磁石がなくならないのであれば更新しないかもしれない。未来永劫なくならないのであれば、いま所有しているiPhoneが壊れれたときはAndroid端末へ乗り換えるかもしれない。そんなことはしたくないが。