布団圧縮

掃除機を買い替えた。ミーレのキャニスター型を10年ほど使っていたが、電源ケーブルの巻き取りがバカになってから、洗濯ばさみでケーブルの巻き取りを止めていた。それにそもそも純正の紙パックは高価だったし、互換の紙パックは馴染みが悪かった。
新しい掃除機はダイソンのコードレス。タイムセールで安く購入できた。声高に謳う吸引力は大したことがなかったが、いつでも気軽に掃除ができ、紙パックがいらないところが気に入った。よい買い物をしたと満足したが、掃除機の使い道をひとつ忘れていた。布団圧縮だ。
先日冬布団を仕舞おうとして思い出した。ホース先端の切り欠き穴から空気を吸ってしまい、圧縮袋の中の空気を吸わない。ミーレは抜き差し式だったので切り欠きはなかった。お店でも、使いはじめてからも切り欠きは目にしていたのに、使う段になるまで気がつかなかった。
うちでは冬の間は厚手、春から夏の間は薄手とふたつの布団を使い分けているが、ふつうに仕舞うにはスペースが足りないので、圧縮袋でぺしゃんこにしている。先週あたりから薄手の布団でも寝苦しくなってきたので、早々に圧縮して仕舞いたかった。
ネットを調べると、同じ境遇の方が対処法を紹介していた。差し込み式の継手が売っていて、それをかませばうまくいくという。掃除機も同じだったので真似ようと思ったが、さらに調べたところ、布団圧縮専用の吸引ポンプなるものが売っていた。レビューは悪くないし、価格も手ごろだったのでこちらにした。ダイソンの吸引力も心配だった。
届いてさっそく使ってみたが、強力な吸引力であれよという間にぺしゃんこになった。余計な買い物をしたが、年に一度しか使わないので、すぐに壊れることはないだろう。