愛をあるだけ、すべて

KIRINJIの新譜を繰り返し聴いている。お気に入りはメロウな『新緑の巨人』と『silver girl』
前者は『進撃の巨人』に発想を得たそうだが、発端は息子が間違えて発した言葉だったというのが面白い。憂鬱なメロディに幻想的な詞が絡み、サビとそうでないパートで調子が変わるところがよい。後者は打ち込みのリフと生のスチールパンが耳に心地よく、思わず体が揺れてしまう。
これらの曲をどうしても生で聴きたくて、勇気をふり絞りライブへ出かけた。会場は想像通り若者ばかりだったので、部屋の隅で邪魔にならない程度に控えめに踊った。
前作のキラーチューン『The Great Journey』を演奏してくれたが、RHYMESTERが不在だったので高揚は半減だったが、千ヶ崎学さんのプレイが観られてよかった。弓木英梨乃ちゃんはかわいい顔をしてテクニシャンだった。