新しくできた『丸善ジュンク堂書店ネットストア』を覗いてみたが、あまりの素っ気なさに吹き出してしまった。HTMLを覚えたての新米ウェブデザイナーがつくったのだろうか。でも『honto』のウェブデザインもいまいちなので、まったく驚きはしなかった。
驚いたのはMyページ。名前や住所などが表示されていた。はじめて訪れたウェブサイトなのに、ログイン状態になっていた。honto IDを利用できるというので、開設前にアカウント登録を済ませておいたのだが、ずっとログイン状態になっていたということか。セキュリティは大丈夫なのだろうか。
honto IDを利用するのであれば、『honto』に登録してある「ほしい本」が引き継がれているかも、と期待したのだが、こちらの「ほしい本」のページは真っ白だった。淋しいので近日購入予定の書籍を登録してみたが、一覧ページを開いて驚いた。これはPOSシステムの管理画面か何かだろうか。新米ウェブデザイナーではなく、ウェブデザインを学ぶ専門学校の生徒がつくったのだろうか。
なぜ一覧ページに書籍のカバー画像をつけないのだろう。つければカバー画像を確認するために詳細ページへ飛ばずに済む。ひと手間減る。一覧ページから詳細ページへ飛ぶとき、間に素っ気なさの究極のようなページが挟まれているが、あれは必要なのだろうか。
詳細ページに表示される実店舗の在庫状況は引き継がれていたが、My店舗に登録してある店の在庫しかわからなかった。『honto』ではさらに全国の在庫状況を確認できるようになっていて、My店舗になくても隣りの市や県に在庫が確認できたりして、とても重宝した機能だった。My店舗が5店舗までしか登録できないが、大阪市内だけでも5店舗を超えてしまう。『honto』ではもっとできたのに。
問い合わせをすると返事が届いた。「ほしい本」などの機能は秋以降に『honto』と連携されるそうだ。でも連携とはどういうことだろう。電子書籍だけになった『honto』は利用しないので、すぐにでもアカウントを抹消したいのだが、連携ということは残さなければならないのだろうか。