出典:AFEELAウェブサイト(https://www.shm-afeela.com/ja/product/afeela1/#design-detail)
CES® 2025にて、ソニー・ホンダモビリティ初の量産車『AFEELA 1』が発表された。本日より米カリフォルニア州にてオンライン予約が開始されるようで、価格はタイプ『Signature』が$102,900(1,628万円)から、タイプ『Origin』が$89,900(1,422万円)から。発売開始は2025年、納車は『Signature』が2026年中旬、『Origin』は2027年。日本での発売や納車も同時期となるようだ。
2タイプの違いは外装色や内装色の選択肢の有無、後部座席用の映像モニターの有無、バックミラー、ホイールサイズ。発売前なので情報を控えめにしているのかもしれないが、それでも価格差は200万円。軽自動車やコンパクトカーが新車で購入できる金額。
それにしてもなぜ1,500万円もするのだろう。純粋な製造コストの積み上げなのか、それとも多額のブランディングコストが上乗せされているのか。YouTubeに発表内容を解説する動画があがっているが、そのうちの1つに、従来の「車」にない部分にコストがかかっているのだろうと話していた。
それは屋根の美観を損ねてまで設置された運転支援システムのことだろうか。車内外に18個のカメラ、1個のLiDAR、9個のレーダー、12個のソナーが搭載されているそうだ。あるいは、ソニーの360 Spatial Sound Technologiesや、Dolby Atmosを享受するためのエンターテイメント設備のことだろうか。ダッシュボード、ドア、天井、リアだけでなく、シートとヘッドレストの間にもスピーカーが設置され、ロードノイズを低減させるためノイズキャンセリングシステムが装備されているそうだ。
エンターテイメントといえば前面に設置されたメディアバー。CES® 2023で初披露された試作車ですでに備わっていた。概要一覧ではトップに掲示され、動画まで用意されている。余程お気に入りの機能なのだろうか。でもバーに表示された言語はどれも英語。「Have a Nice Day !」は見た目に格好よいかもしれないが、「よい一日を!」と表示されればどのように感じるのだろう。