ノーカーゾーン

近くの府立高校が売りに出された。最低売却価格は19億5千万円。閉校して5年経つが、活用方策が見つからなかったのだろう、一般競争入札が実施されることになった。
教育施設としての再生はないだろうから、校舎は解体撤去されるだろう。共同住宅、病院、老人ホーム、身体障害者福祉ホームその他これらに類するもの、児童福祉施設等が建築可能だが、最も現実味があるのは共同住宅だろうか。でも駐車場の問題が立ちはだかる。
街はノーカーゾーンになっているので、マイカーは通行できない。駐車場はそれぞれのマンションの敷地にはなく、街に接している道路に面して複数点在している。
街が開かれた1977年より駐車数は減っているかもしれないが、当初はなかった新しいマンション ― 住戸数500はくだらないだろう ― ができるわけで、それだけの数を賄えるだけの空きがあるのかどうか。それがわからなければデベロッパーは応札しないだろう。
府としては売りたいので、市へ働きかけ、敷地内に駐車場を設けてよいとの特例を認めるだろうか。そうなればノーカーゾーンは破綻し、新旧住民の間に軋轢が生じる。