ハイレゾ音源

moraのセールが終わるので、買い物かごに入れてある中からSteely Dan『Gaucho』、Herbie Hancock『River』、キリンジ『3』、それと松田聖子のベストを購入した。
パソコンに音楽を取り込み聴くようになって久しい。はじまりはiPodだった。
iPodが登場したのは2001年だが、当初はまったく興味がなく、はじめて手に入れたのは2005年に発売されたiPod shuffleだった。オーディオを処分してからはパソコンにCDをセットして聴いていたが、パソコン自体に音楽を取り込めると知って喜んだ。
うちにあるCDを片っ端からパソコンに取み、次々にiPod shuffleへ転送したが、iPod shuffleのメモリーは512MBなのですぐに一杯になった。その後は容量の大きなiPod nanoに買い替え、最後にはもっとも容量の大きなiPod Classicに落ち着いた。
先日久しぶりにiPod touchが更新されたが、新製品は長い間出ていない。デバイスはiPhoneへ移りApple Musicも登場したので、iPodの存在意義はなくなったのだろう。だからiPodには見切りをつけほかのDAPを使うことにした。iTunesで取り込んだコーデックは買い換えたDAPでも再生できたが、完全にiPodに見切りをつけるためすべてFLACで取り込み直した。
その後ハイレゾ音源が登場。人間の耳では聴き取ることはできないと言う向きもあるが、高音質という言葉に惹かれた。FLAC Uncompressedというコーデックを知り、一からリッピングをし直していたが、あるときハードウェアとしてのリッピング環境の奥深さを知り、でもその環境を整備する経済力がないため、馬鹿らしくなりリッピングをやめた。
現在は、リッピング環境を考えずに済むので、財布が許す限りハイレゾ音源を購入している。ハードディスクが壊れたらパアだし、ブックレットもデータなので所有する満足感は希薄になるが、CDの倍の値段がするわけではないので、それならと高音質なハイレゾ音源を購入している。