プロフェッショナル

先日閉店した青山ブックセンターが、夏の終わりに再開するかもしれないとニュースが伝えていた。洋書取次最大手の日本洋書販売が大株主となり、全面バックアップするのだそうだ。
Amazonなどのネット書店が台頭している現在では、あらためて実店舗の価値が問われている。多くのジャンルを少しずつ揃えるのではなく、特定のジャンルだけに絞ったり、書店以外の価値を付加するなど、何かしら特色を設ける必要があるのだろう。
週末テレビで『You’ve Got Mail』を観たが、感心したシーンがあった。客からアドバイスを求められて困っている店員に代わり、メグ・ライアンがさらりと答える場面。
書店に限らないが、知識の豊富な店員が減ったように思う。経費削減のためにアルバイトが増えたせいだろうか。でも、客からすれば社員もアルバイトも関係ない。花屋は花を知っていて当然だと思うし、本屋は本を知っていて当然だと思う。