住まいの祖形

料理ができればよいのにと思う。いろんな器やキッチン雑貨を買い揃えられる。
キッチン雑貨といえば、ずっと前から気になっているバターケースがある。山桜の厚い板をくり抜いただけの簡素なつくりで、仕上げもオイルと蜜蝋ワックスを塗り込んただけ。このバターケースを作っているのは三谷龍二さん。このたびはじめて『木の匙』という本を書かれた。
本の中で、工房に建つ小さな小屋が紹介されている。中村好文さんが設計した8坪の小さな小屋だが、小さいからといって機能は損なわれておらず、とても居心地がよさそうだ。
ベッドにもなる作りつけのソファや小さな薪ストーブ、使い勝手のよさそうなコンパクトなキッチンや楕円形のテーブル。そして三谷さんがリクエストした、フェルメールの絵のような陰影を作る窓。住まいとはこれでよいのだと思い知らされる。

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