出湯管

瞬間湯沸器のシャワーヘッドが数日前からおかしい。シャワーにしているのにストレートも一緒にチョロチョロ出てしまう。10年使っているので部品がへたってしまったのだろうか。
ちょうど法定点検の案内が届いていたが、9,000円もかかるようなので、この際新しくしようかとも思ったが、思い直してシャワーヘッドと出湯管だけを交換することにした。
リンナイのオンラインショップで型番を入力すると、親切に適合部品が一覧表示された。シャワーヘッドはひとつだけだったが、出湯管は550mmから1,200mmまでラインナップされていた。どこからどこまでを計るのかよくわからなかったが、付属品はおよそ400mmだったので550mmを選択。長さがもう少しほしいと思っていたのでちょうどよいかもしれない。
注文した翌日に到着。対応のよさに気持ちがよかったが、部品を見て面食らった。つくりが付属品と違っていた。付属品にある直線部分が購入品にはなかった。クランク形状を保つために曲がらなくなっている部分だが、ないので自在に曲がってしまう。シャワーヘッドをつないで唖然とした。ヘッドの重さに耐えられずクランク形状を保てない。フレキ管カバーの素材が付属品より柔らかく腰がない。付属品より長いのでなおのこと垂れてしまうのだろうが、頼りなく垂れ下がった出湯管とシャワーヘッドが、西欧人の長くフニャフニャしたペニスに見えて吹き出してしまった。そのままでは使いづらいので、水切板に縛りつけたらさらに吹き出してしまった。
チョロチョロは納まったが、これでは格好が悪いしいつまた吹き出すかもしれない。何か策はないかとネットで型番を検索したところ、楽天市場に付属品と同じものが売っていた。よく考えれば同じものが売っていないはずはない。あらためてリンナイのオンラインショップのページを確認すると、画面をスクロールした先に並んでいた。ページが長いことに気がつかなかった。
メーカーに確認して付属品は350mmということだったが、同じタイプで450mmがあったのでそちらを注文。ようやく元通りになり、伸びただけ使い勝手がよくなった。今度の顛末は気がつかなかったこちらが悪いが、表示方法にも改善の余地がある。多くは付属品が欲しいはずなので、最上段に付属品を表示したほうがよい。そうすれば私のようなバカは生まれない。
それにしても、550mmでこのようになるのであれば、1,200mmなどどうなるのだろう。垂れ下がれば床に届くほどの長さに、想像するとまた吹き出してしまう。きっと使い方が違うのだろうと、メーカーに確認した際に聞いてみたが、付属品と同じ使い方だという。そうではなく、シンクと離れているなどの場合のために用意しているもので、途中は垂れないように壁に留めたりして使うなど、具体的なことを知りたかったが、気が失せたのでそれ以上は問わなかった。