大谷石の床

雑誌『民藝』第820号の表紙は木喰上人自刻像。日本民藝館で開催中の『日本民藝館改修記念 名品展I』に出品されているそうだ。この上人様はまだ拝見したことがなく、他にも名品がたくさん出品されているので観に行きたいが、東京へは気軽に行けない。タイミングも悪い。
展覧会も観たいが、このたび改修されたという大展示室を観てみたい。本誌にも工事中の写真や完成写真が掲載されているが、木材から張り替えられた大谷石の床を足裏に感じたい。全面に葛布が張られた壁の雰囲気を味わいたい。こちらは期限がないのでいつかきっと。
じつは新築当時の床は大谷石だったそうで、改修した際木材に替えてしまったそうだが、その元の姿かたちがそっくり豊田市民芸館へ移築されているそうなので、こちらも訪ねてみたい。
日本民藝館館長の深澤直人さんが巻頭に文章を寄せているが、改修について述べた部分にCMFの文字。CはColor、MはMaterial、FはFinishingの頭文字で、工業デザインの世界で使われる言葉。民藝には異質だと思うが、工業デザイナーの深澤さんならではとニヤリとした。

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