献血可能の通知が届いていたので、出かけたついでに献血ルームへ立ち寄ったが、脈が速かったせいで献血できなかった。脈拍が100を超えると献血できないそうだ。
血圧計のデジタル表示は125だった。10分待って再計測したが100以下にならなかった。問診の先生はさらに待つかと聞いてきたが断った。歳のせいなのか何なのか、運動後でも緊張しているわけでもないのに脈が速くなることがあり、そうなるとしばらく収まらなかった。
先生になぜ100なのかと問うと、正常値が60~100だからだと素っ気ない返事。献血の可否基準は血液法で定められているそうだが、2020年9月1日に改定されたそうだ。従前は1項目のみで、最高血圧が90以上あればよかったが、改定後は最高血圧90以上180未満、最低血圧50以上110未満、脈拍40以上100以下、体温37.5度未満の4項目をクリアしなければならなくなった。健康な人は知らなくてよいが、不健康な人は気に留めておかなければならない。
協力者の身体を気遣い厳格化されたということだが、改定のおかげで血液は不足していないのだろうか。改定当時の熊本のニュースでは、25,000人中1,400人が献血できなかったそうだ。
それにしても献血できなかったことはショックだった。人として否定されたような気がした。それと同時に、己の不健康にほとほと嫌気がさした。いい加減にしなければならない。
いま脈を測ると73。週末再訪して献血を成し、まずは憂さを晴らす。そして運動をはじめる。