マイノリティ

翌日は、帰る途中に倉敷へ立ち寄り、はじめて倉敷民藝館を訪れた。土蔵を改装してできたそうだが、土蔵そのものがすでに民藝だった。
民藝というのはつくづくマイノリティでよかったと思う。友人はだれも関心がないと言うので一人で訪ねたが、すいていてゆっくり見ることができた。
続けて大原美術館を訪ねた。こちらはあらゆるジャンルの美術品を展示していて、館内はどこも混雑していたが、民藝品のある工芸館はやはりみなさん関心がないようで、立ち止まることなく通り過ぎていく様が可笑しかった。