軽妙なストーリーと美しいNYの街並み。主演はアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ。そして、レネ・ルッソをはじめとする愛すべき脇役たち。
アンはハイブランドからカジュアルまでどれも素敵に着こなしていたが、ラストシーンで着ていたジーンズとネイビーのニットがよかった。デ・ニーロはアメトラ一色。クレジットがなかったが、ブルックス・ブラザーズが提供しているのではないだろうか。自宅のクロゼットにはお店のような什器が造り付けられていて、シャツやパンツ、ニットなどがきれいに収納されている。ネクタイはスイッチを押せばくるくる回るハンガーに吊られていて、これには垂涎した。秘書のベッキーも、いろんな動物が編まれたニットが可愛かった。
サウンドトラックは『プラダを着た悪魔』と同じ方。『プラダを着た悪魔』ではマドンナやU2の曲がシーンに合っていて高揚したが、この作品でも予告編で流れている曲や、オーシャンズ11のパロディシーンで流れる曲のセンスに脱帽。残念ながらこれらの曲はサントラには未収録だが、オリジナルのアコースティックな曲たちが温かく、BGMにもってこい。