今度は家族の物語

ドルビーシネマのAVPの映像がいまいちだったので、代わりに『ゴーストバスターズ』(1984)のサントラ盤の画像でも。NO GHOST。永遠不滅のトレードマーク。
パスするつもりだった『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を鑑賞。監督が『ゴーストバスターズ』の監督の息子と知り興味を覚えた。過去の作品を調べると、観たことのある『マイレージ、マイライフ』や『タリーと私の秘密の時間』を見つけたので、これらの作品を撮る監督が、毛色の異なる『ゴーストバスターズ』をどのように料理したのか気になった。
はじめて着想を得たのは10年前。「納屋でプロトンパックを見つけた12歳の女の子」が頭に浮かんだそうだ。そして2014年、イゴン・スペンクラー博士を演じたハロルド・ライミスが亡くなったとき、その12歳の女の子はスペンクラー博士の孫娘だと悟ったそうだ。
その孫娘を演じたのは、映画『Gifted』で主役を見事にこなした女の子だった。金髪の可愛らしい子だったが、本作では眼鏡をかけ髪色も茶色だったので気がつかなかった。
俳優はわからなかったが、眼鏡はスペンクラー博士へのオマージュだとすぐに理解。監督自ら公言しているが、本作はノスタルジーとオマージュにあふれていた。敵ボスはゴーザで、ズールとビンツも登場。ゴーザ降臨のためのビルを建てたシャンドアまで登場した。ミニマシュマロマンのいたずらにニヤニヤが止まらなかったが、あの登場の仕方はグレムリンへのオマージュ。
ゴーストバスターのオリジナルメンバーが出演することは知っていたが、まさかあのような直球勝負に出るとは思ってもみなかったので、場面の状況も手伝い3人が登場した途端涙があふれた。そしてスペンクラー博士の登場で一気に決壊。マスクがびしょびしょになった。
エンドロールで『ゴーストバスターズ』のオリジナルバージョンが流れてまた涙。2016年のリブート版ではカヴァー曲が使われていたのでがっかりした。ポストクレジットシーンでディナ演じるシガニー・ウィーバーが登場。ピーターへ向けてカードによるESP診断。そのあと流れた曲は孫娘役の女の子が歌っているそうで、曲名はずばり『Haunted House』。
採点は99点。マイナス1点は実業家ウィンストン。ゴーザとの対決場面では素性が知れなかったが、最後にジャニーンとともに登場すると、実業家の設定があらわに。ECTO-1を廃墟と化した本部へ格納する場面が欲しかったが、ボロボロになったECTO-1の修理や、本部ビルの購入には金持ち役が必要だったということか。それにしても、レイの書店の家賃を肩代わりしていると話す必要はあったのか。本編はとてもよかったが、最後にモヤモヤさせられた。
劇場はドルビーシネマで正解だった。プロローグやゴーザとの対決場面は夜だったが、黒がよく締まっていた。音響もドルビーアトモスを意識してつくられていた。
これを書いているのは鑑賞日から1週間後。その間にアイヴァン・ライトマンが亡くなってしまった。いろいろ読んでいるともう一度観たくなり、上映スケジュールを確認してみたが、どこも主力から外されていたので驚いた。公開日から数えても10日しか経っていない。

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