極上のラブコメディ

いつまでも心に残る映画がある。忘れたころに思い出し、見たくてしょうがなくなる作品。それは別に不朽の名作や古典だけでなく、たとえばシガニー・ウィーバーの『ベイブ』やジョディ・フォスターの『コンタクト』、ジュリア・ロバーツの『陰謀のセオリー』など。
ジュリア・ロバーツといえば、ヒュー・グラントと共演した『ノッティングヒルの恋人』もそのひとつ。これまで何度も観たが一向に飽きない。それどころかとうとうソフトを手に入れた。
人々がいきいきと暮らすノッティングヒルのまち並みや、住宅地に点在するプライベートガーデンがとても美しい。英国人は心から庭を愛している。
ヒュー演じるウィルが暮らすアパートはとても居心地がよさそう。ダイニングにはたっぷり窓があり、柔らかな光の差すテーブルで語り合うシーンが印象的。ウィルが営む書店も訪ねてみたい。きっと何時間でも居てしまう。ついでにおとぼけマーティンのような店員がいれば楽しい。
マーティンもそうだが、主人公の仲間は睦まじい。ベラとマックス夫婦は旧知の仲。ベラはウィルを振ってマックスと結婚した。マックスの洋服のセンスが素敵。冴えないトニーやバーニーも外せないし、素っ頓狂なルームメイトのスパイクにウィルの妹ハニーも愛おしい。
音楽もよい。エンドロールで流れるShania Twainの『You’ve Got A Way』はロマンティック。曲に合わせて浮かぶアイコンは気が利いている。

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