奈良で仕事の帰りに奈良国立博物館へ。第62回にしてはじめての『正倉院展』
週末は閉館時間が延長され、夕方なら待たずにすむだろうと思ったら甘かった。たしかに入館するのに10分もかからなかったが、入ってすぐに今年の目玉『螺鈿紫檀五絃琵琶』が展示されていて、これを正面から見るには30分並ぶ必要があるという。あきらめて遠目に眺めた。ほかの作品にもたくさんの人が集まり、我が我がと押し合いへし合い。ふう。
展示品は垂涎するものばかりだが、あの人だかりには耐えられない。なんでも全国からツアーを組んで来るそうだし、会期が20日しかないのでどうしても混むのだろう。確実にたくさんの人が来る展覧会は、予約制などを導入し、混雑緩和を考えてはどうだろう。
家に帰り、柿の葉寿司をつまみに録画しておいた正倉院の特番を観た。正倉院の宝物は多種多様あるが、じつはその半分は武器だそうで、100人分はあるとか。そうなれば観賞用ではなく実戦用に違いないということで、藤原仲麻呂が天下取りに備えたものではないかという推察。でも仲麻呂は朝廷軍に斬られたわけで、その武器は仲麻呂が蓄えていたものなのではないかとも。