ラジオをつけたら『Don’t Give Up』が流れていた。でもPeter Gabriel & Kate Bushではない。はじめて聴くカヴァーだ。radikoプレイヤーの曲目リストを見ると、Pink & John Legend。調べたらこのアルバムに収録されていた。ハービー・ハンコックが『平和と地球規模の責任』というテーマのもと、名曲の数々を世界各地のアーティストたちと共演するという企画アルバム。
『Don’t Give Up』が聞きたくて購入したが、他の曲も粒揃いだった。PinkとSealの掛け合いが美しい『Imagine』や、Los Lobosが歌う『Tamatant Tilay/Exodus』、Dave Matthewsが歌うLennon & Mccartneyの『Tomorrow Never Knows』、Wayne Shorterのサックスとシタールが掛け合い、Chaka KhannとK.S Chithraが歌う『The Song Goes On』などなど。
カヴァーした曲の多くはロックで、ラテンやアジア、アフロ、ネイティブアメリカンにアレンジされた曲はハービー・ハンコック調。でもハービーさんはまるでQuincy Jonesのようなポジション。もうオリジナルのJazzはやらないのだろうか。