潔く暮らす

録画しておいた建物探訪『積層の家』感心したのはクライアント家族の暮らしぶり。図面を見る限り収納はない。階段裏のスペースや、各室の壁スリットに差し込まれた棚。これだけで親子3人分を仕舞えているのだから、いかにものを持っていないかということだろう。
ものを持たない人で思い出すのは、ドイツ文学者の上小沢教授。ボーダーシャツがお似合いだが、お持ちの洋服の数はたしか両手に余ったはず。上小沢教授が暮らす住まいは、広瀬鎌二さんが設計したスチール・ハウス。建築に呼応するように、簡素な暮らしを実践しているとか。

ものはたくさんいらない
身の回りにものを置かない
古いものを身の回りに置いていると人間も古びてくる
広瀬先生いわく、収納の多いやつは頭が悪い
ものからではなく、自分の中からインスピレーションを得る
本当に欲しいものだけを手に入れる
所有する喜びを持たなければいけない
いらないものはとことん捨てるが、車を持つならフェラーリを持て
何かを手に入れるときには少し高いくらいがよい
ケチると必ずしっぺ返しがある
この家はとても楽。小さくて掃除が楽だし、無理がない
欲を捨てなければならない

oguatelier.exblog.jp

上小沢教授の言葉だそうだが、そのまま積層の家に当てはまるだろう。クライアントのファッションや、選び抜かれたインテリア。冷蔵庫は台下に納まる小さなものだが、毎日買い物をするので大きい冷蔵庫はいらない。奥様がリクエストしたそうだ。

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