先日放送した中村好文さんの『プロフェッショナルの流儀』を繰り返し観ている。中村さんの仕事にはとても共感するし、中村さんの人となりは私の願望。なかなか彼のようにはなれないが、思うことは同じ。自分が楽しくなければ相手に何も与えられない。
家に仕えるとは素敵な言葉だ。クライアントのために家を設計するが、その前によい家をつくりたい、よい建築をつくりたい。それはいまファッション誌を賑わしているフォトジェニックなものや、建築家やクライアントのエゴとは無縁のもの。ただよい家のために働く。
今週から阪急百貨店で『欲しかったものできた展』が開催される。これは中村さんがリーダーとなり、彼の親しい作家たち(赤木明登、小泉誠、坂田敏子、高橋みどり、永見眞一、前川秀樹、三谷龍二、山口信博)を集め、生活を楽しく豊かにしようと開発したプロダクトの発表会。
じつに中村さんらしい展覧会。小泉誠×山口信博、前川秀樹×三谷龍二、赤木明登×坂田敏子×中村好文によるトークセッションもあるそうで、いまからとても楽しみ。
ちょうど同じ期間に、奈良のくるみの木も出張ショップを開くそうで、こちらも楽しみ。