百戦錬磨の台所 Vol.2

中村好文さんの台所本第2段。三谷龍二さんの「三谷さんの家」、大磯の住まい、畑口JANさんの「なつあきの家」、江波戸玲子さんの「葉山の家」、浅野千里さんの「Asano Family House」、Cliff House。キッチンの造作を手掛ける阿部繁文さん、加藤治さんとの対談も収録。
雑誌『住む。』の最新号にも掲載されていたが、三谷龍二さんの家は築36年だそうで、2014年に大改修が行われ、キッチンもすべてやり替えられたそうだ。新築時の写真が載っていたが、当時はまだ現在のスタイルではなかったことが新鮮だった。でも調味料入れには仕掛けが施されていたそうで、そのころからアイデアをかたちにすることがお好きだったご様子。
この本には掲載されていないが、石村由起子さんの新居の台所もコンパクトながら勝手がよさそう。人生の晩秋の住まいにと借りた19坪の古い小屋を、親交のある中村さんが住宅へ改修。
晩秋といえば、中村さんは73歳になるそうだ。本の最後に紹介されたCliff Houseは、元々クライアントのために設計した別荘だったが、ひょんなことから引き継ぐことになったそうだ。
むかしNHKで放送していた『人と暮らしと、台所』で、遠くに海を見ながらデッキで朝食を食べるシーンがあったが、この別荘だった。同じシーンの写真が掲載されていた。
中村さんには、海を眺めて暮らしたい、小さな家に住みたいという潜在的願望があるそうだが、この別荘はふたつとも叶っている。インタビューに終の棲家になるだろうと書かれていた。

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