ジャック・リーチャー Never Go Back

トム・クルーズはアクション作品しか知らないが、『アウトロー』はその中でも一味違う作品だと思う。オールドスタイルのような、派手さはないが、悪を成敗する無敵のヒーロー。好きな作品なので、その続編というべき新作がつくられて喜んだ。
監督は『ラスト・サムライ』のエドワード・ズウィック。日本の武士道をいくような主人公なので、精神を理解している監督を、製作も担うトムが指名したということだろうか。
原作通りなのか脚本なのか、本作も冒頭から引き込まれた。予告にも登場するシーンだが、まずは無敵のヒーローが健在であることを見せ、鑑賞者を高揚させる。
孤独を愛する主人公だが、本作では恋心や親心を抱かせる二人のヒロインが登場。二人もまた孤独で、だから主人公と惹かれあうのだろう。最後の別れのシーンにグッときた。