仕事が忙しかったり、雨が降ったり、ふくらはぎや太ももが張ったりで、ランニングのペースが乱れている。まだまだビギナーだし、疲労回復のために一日おきに走ってきたが、いまは1週間に一度なんてこともままある。
足が張るのは続ければ収まる、体が適応すると思っていたが、そんなことはなさそうだ。最近ではなんだか足が太くなってきたような気がして、これもまたペースを乱す原因になっている。
こんなことでやめるわけにはいかないので、何かいい方法はないかと調べたところ、『スローランニング』なるものを見つけた。歩くスピードで走る。時速にして4kmから5km。こうすることで、息が上がらず走ることができる。おまけに足が細くなるかもしれない。
足が太くなるのは速筋のせいだとか。これは瞬発力のための筋肉だそうで、たしかに短距離ランナーや自転車競技の人は足が太い。反対にマラソンランナーは足が細いが、これは遅筋のせい。持久力のための筋肉だそうだ。
速く走れば着地時に足に負担がかかり、速筋がそれをカヴァーしようとするので足が太くなる。だから速筋を使わないように遅く走れば足は太くならない。遅筋が鍛えられて持久力がつき、こちらのほうがより効果的な有酸素運動になるのだとか。
さっそく試してみた。これまで6km走っていたのを4kmに落とし、時速5kmで走ってみた。かかる時間はほぼ同じ。消費カロリーは減ったが、息がまったく上がらず疲労もなかった。走っていて楽しかった。おそらく顔も和やかだっただろう。
これなら続けられそうだ。これを1年続けて来秋は……がんばろう。
The Imagine Project

ラジオをつけたら『Don’t Give Up』が流れていた。でもPeter Gabriel & Kate Bushではない。はじめて聴くカヴァーだ。radikoプレイヤーの曲目リストを見ると、Pink & John Legend。調べたらこのアルバムに収録されていた。ハービー・ハンコックが『平和と地球規模の責任』というテーマのもと、名曲の数々を世界各地のアーティストたちと共演するという企画アルバム。
『Don’t Give Up』が聞きたくて購入したが、他の曲も粒揃いだった。PinkとSealの掛け合いが美しい『Imagine』や、Los Lobosが歌う『Tamatant Tilay/Exodus』、Dave Matthewsが歌うLennon & Mccartneyの『Tomorrow Never Knows』、Wayne Shorterのサックスとシタールが掛け合い、Chaka KhannとK.S Chithraが歌う『The Song Goes On』などなど。
カヴァーした曲の多くはロックで、ラテンやアジア、アフロ、ネイティブアメリカンにアレンジされた曲はハービー・ハンコック調。でもハービーさんはまるでQuincy Jonesのようなポジション。もうオリジナルのJazzはやらないのだろうか。
正倉院展2010

奈良で仕事の帰りに奈良国立博物館へ。第62回にしてはじめての『正倉院展』
週末は閉館時間が延長され、夕方なら待たずにすむだろうと思ったら甘かった。たしかに入館するのに10分もかからなかったが、入ってすぐに今年の目玉『螺鈿紫檀五絃琵琶』が展示されていて、これを正面から見るには30分並ぶ必要があるという。あきらめて遠目に眺めた。ほかの作品にもたくさんの人が集まり、我が我がと押し合いへし合い。ふう。
展示品は垂涎するものばかりだが、あの人だかりには耐えられない。なんでも全国からツアーを組んで来るそうだし、会期が20日しかないのでどうしても混むのだろう。確実にたくさんの人が来る展覧会は、予約制などを導入し、混雑緩和を考えてはどうだろう。
家に帰り、柿の葉寿司をつまみに録画しておいた正倉院の特番を観た。正倉院の宝物は多種多様あるが、じつはその半分は武器だそうで、100人分はあるとか。そうなれば観賞用ではなく実戦用に違いないということで、藤原仲麻呂が天下取りに備えたものではないかという推察。でも仲麻呂は朝廷軍に斬られたわけで、その武器は仲麻呂が蓄えていたものなのではないかとも。
マザーウォーター
毎月1日に映画を観にいくようになった。もちろん映画の日で安いからなのだが、あまりカレンダー通りに暮らしていないので、新しい月がはじまる日に日付を確認しようとはじめた。
むかし設計を手伝った映画館へ行く。声を大にできないが、空いているのでゆっくりできる。
本日は『マザーウォーター』監督は松本佳奈さん。『めがね』や『プール』でメイキングを担当し、今回が初監督。じつは観ようかどうしようか迷った。またかという気持ち。萩上監督は『トイレット』で新境地へ向かったのに、いまだとどまっているのではないかという気持ち。でも劇場で飯島さんプロデュースのクッキーが提供されていると知り、重い腰を持ち上げた。
オリジナル脚本だそうだが、あまりに淡泊だった。ドラマがなくても、毎日を慎ましく誠実に生きている人々を描こう。そう思って書いたのかもしれないが、物語が希薄だった。『かもめ食堂』『めがね』『プール』も日々の暮らしを淡々と描いていたが、そこには物語があった。小説などもそうだが、物語がないと引き込まれない。だから『ポプラ』に頼ってしまう。
これは『ポプラ』の映画だろう。冒頭の鴨川のシーンで『ポプラ』の横にいた女性。てっきり3人のうちの誰かだと思っていた。てっきり『オトメ』の子供だと思っていた。ところがあのラスト。まんまと騙された。でもなんだか機嫌がよかった。『マコト』の台詞どおりだ。いやいや、こんなことで納得してはいけない。結局クッキーも食べられなかった。
でもセツコの入れる水割りがえらく美味そうだったし、鴨川の椅子が素敵だった。エンドロールで流れる大貫妙子の歌もよかったのでよしとしよう。
合わない合鍵
ランニングのときは身軽でいたいので、キーホルダーから部屋の鍵だけをはずして持っている。スペアがないわけだが、つけ外しが面倒なので、早く合鍵を作らなければと思っていた。
地下鉄の改札口に靴修理店があり、すぐにできるというので作ってもらった。家に帰り、鍵穴に差し込んだら回らない。思わず吹いて鼻水が出た。まるで吉本新喜劇ではないか。
これまでにも合鍵を作ったことがあるが、合わない合鍵などはじめて。合鍵なのに合わない。プププ。怒るところなのに笑ってしまう。
店のお兄さんに、冗談で「完璧?」と聞いたのだが、これがいけなかったのだろうか。マスターキーと比べるとあちこち切込みが甘い。お兄さん腕悪すぎでしょう。