Danseuse Etoile

サエ(セ・ウン・パク)さんがエトワールに指名されたそうだ。おめでとうございます。
指名を受けた演目『ロミオとジュリエット』は23日まで公演があるそうだが、映像化されるだろうか。ストリーミングでもソフト化でもなんでもいいので観たい。

Pervert

画像:MATSURI STUDIO

映画『AKIRA』で金田が乗るバイクを個人で作っている方がいる。エンジンやタイヤなどは既製品だが、フレーム、アーム、カウル、その他パーツの多くがお手製。スチール、ステンレス、アルミの板やパイプを自在に切り、叩き、溶接し、どんなかたちでも作ってしまう。
仕事の合い間にしか作業できないので、かれこれ1年以上続けている。お金も相当かかっている。好きじゃないとできない、ドMなんですと話していたが、きっと変態に違いない。
画像は最近になって聴きはじめた『ZAZEN BOYS』。YouTubeでおすすめにあがっていたライブ映像を観て、すぐさま虜となった。詞、曲、演奏ともに変態だった。
メンバーもおそらく変態に違いない。左から、フロントマンの向井秀徳さんはヴォーカル&ギター。およそ音楽と釣り合わない小綺麗なファッション。ベースのMIYAさんは魔女が着るような黒いワンピース。ツーブロックの髪を振り回しながらスラップ演奏。ドラムスの松下敦さんは柔道2段。たくましい体躯から繰り出す音は太くてタイト。吉兼聡さんのリズムギターは恍惚の境地。お気に入りのシャツはローリング・ストーンズのSome Girlsのプリント。
椎名林檎さんやくるりの岸田繁さんなどのミュージシャンと親交が深いそうで、かの星野源さんも『ZAZEN BOYS』のファンだそうだが、そういえば星野さんが大病を患ったあとに出版した本の書名は『よみがえる変態』。変態は変態に惹かれるのだろう。

モニター更新

パソコンモニターが寿命を迎えた。数か月前からチラついたりボヤけたりし、数日前からはチカチカするようになった。使用時間は23,745時間。保証期間は30,000時間だが、パネルの経年劣化なので、修理に出しても有償となるだろう。新しい製品を購入した。
モニターはEIZO製と決めている。CRTの頃から使っているが、性能が群を抜いて高いと評判だった。液晶に変わってからは、ColorEdgeなどは別として優位性はなくなったと思うが、モニターひとすじなところを買っているので、この条件で太刀打ちできるメーカーはない。
新しい製品はベーシックタイプだが、それでも最新機種なので、三方の枠がなくなり、枠部分の幅も狭まった。部屋の明るさを検知し、画面の明るさを自動で調整してくれるとか。
前のものよりもベースが大きい。リング状のせいだが、穴を塞げば小さくできるはず。このメーカーのベースは丸が多いが、同じ面積なら丸ではなく四角いほうが小さくできる。
枠が狭まったおかげで本体が小さくなり、重量が前のものに比べて1.5kg軽くなった。だからなのかつくりが安っぽくなった気がする。枠の見付はなくなったが、パネルの縁は黒帯が残るので、それなら枠を残してよかった。あったほうが強度が上がる。本体は三方向に回転できるが、画面を縦回転にする方向の軸が、回りはじめに腰がなく、ゆるゆるカクカクする。
背面のロゴに唖然とした。前のものは黒い本体でエンボス加工をしただけなので気にならなかったが、今度のものは白くしているので目立ち、アシンメトリーな配置とともにみっともない。どういうつもりなのだろう。いまさら誇示したいのだろうか。
前に使っていたモニターの処分もセンスがない。パソコン3R推進協会へ依頼すれば回収してくれるようだが、2003年10月1日以降に購入した製品であれば無償で回収してくれるとか。でもそのためにはPCリサイクルマークが必要で、申し込まなくてはならないという。なぜそのような手間をつくるのか。はじめから本体につけておけばよいのではないか。

PCリサイクルマークが届いたので追記。思った通りシールになっている。これをモニター裏側のモデル名やS/Nが書かれたラベル付近に貼るようにとのこと。
なぜ工場出荷時に貼っておかないのだろう。これを申し込むことで、EIZOはPC3Rへみかじめ料を支払うことになっているのか。だから最初から貼っていないのか。

和田誠三昧

昨夜の『新美の巨人たち』は和田誠さん。清水ミチコさんが『多摩美術大学アートアーカイヴセンター』や『たばこと塩の博物館』を訪ね、和田さんの作品を振り返っていた。
『和田誠展』への出品を期待している『夜のマルグリット』も登場。多摩美在学中に日宣美賞を受賞した作品だが、イヴ・モンタンの似顔絵やレタリングなど、このときすでに和田誠スタイルが確立されている。描き文字がファイルにストックされている映像が流れていたが、毎度いちから描いているわけではないということか。説明が足りずよくわからなかった。
今日は映画『真夜中まで』と『怪盗ルビイ』を観た。『怪盗ルビイ』はブルーレイを持っているので何度も観ているが、『真夜中まで』ははじめて観た。一昨年DVDを手に入れていたが、その頃はバタバタしていたので観る気が起きなかった。
劇場公開は2001年だが、古いせいなのか演出なのか、全体を通してアクションが緩いので、タイムリミットサスペンスなのにハラハラせず。でも撮影へのこだわりは変わらず強く、冒頭の立体駐車場から向かいのジャズバー店内へ至るワンカット撮影に舌を巻いた。
主演は真田広之さんとミッシェル・リーさん、汚職刑事に岸部一徳さんと國村隼さん、潜入捜査官に柄本明さん、車を盗まれるカップルに唐沢寿明さんと戸田菜穂さん、ジャズバーのカップル客に大竹しのぶさんと高橋克実さん、テレビを見ている普通の人に三谷幸喜さん、トラック運転手に六平直政さん、深夜営業の店員にもたいまさこさん、路上生活者に名古屋章さんなど、重要な役からカメオ出演まで贅沢で華やか。他の作品とも和田さんの人望の厚さを物語っている。
『怪盗ルビイ』では新発見があった。食卓場面で、母親の背後に映る棚に『芹沢銈介全集』が収まっていた。不明瞭なのだが、うちにある実物と比べると、書名や丸紋と思しき図の位置、色違いの数種類の帯が同じなので間違いないだろう。でもなぜ芹沢さんなのか。登場人物や物語とは繋がりがないので、母親の趣味という設定か。そうであれば、装飾さんが用意した小道具ではなく、和田さんの私物なのではないだろうか。もしそうなら小躍りしてしまう。

大谷石の床

雑誌『民藝』第820号の表紙は木喰上人自刻像。日本民藝館で開催中の『日本民藝館改修記念 名品展I』に出品されているそうだ。この上人様はまだ拝見したことがなく、他にも名品がたくさん出品されているので観に行きたいが、東京へは気軽に行けない。タイミングも悪い。
展覧会も観たいが、このたび改修されたという大展示室を観てみたい。本誌にも工事中の写真や完成写真が掲載されているが、木材から張り替えられた大谷石の床を足裏に感じたい。全面に葛布が張られた壁の雰囲気を味わいたい。こちらは期限がないのでいつかきっと。
じつは新築当時の床は大谷石だったそうで、改修した際木材に替えてしまったそうだが、その元の姿かたちがそっくり豊田市民芸館へ移築されているそうなので、こちらも訪ねてみたい。
日本民藝館館長の深澤直人さんが巻頭に文章を寄せているが、改修について述べた部分にCMFの文字。CはColor、MはMaterial、FはFinishingの頭文字で、工業デザインの世界で使われる言葉。民藝には異質だと思うが、工業デザイナーの深澤さんならではとニヤリとした。