中心のある家

くうねるところにすむところシリーズ。これまで9冊出ているが、手元に置きたいと思って購入したのは2冊。そしてこれが3冊目の最新刊。阿部勤さんの『中心のある家』阿部さんのご自宅を紹介したものだが、この住まいがとても大好き。
敷地は角地で、建物は斜めに配置されている。だから交差点に対し三角のスペースができるのだが、そこに塀を立てたりせずに、床にレンガを敷き、ケヤキを植え、通りの一部として解放している。ケヤキはいまでは立派に育ち、住まいを守ってくれている。四季折々の風景が、阿部さんのご家族や道行く人々に潤いを与えている。
出版されたのがうれしくて、勝手ながら阿部さんへメールを送った。「メディアをにぎわしている格好だけの家は自分にはどうにも解せず、阿部さんのお宅にとても共感を覚えます」すると返事が返ってきた。「私も同感です。どうもありがとう」うれしかった。