成分献血

はじめて成分献血をした。年の始めは脈拍が下がらなくて献血できなかったが、今日も初計測では基準値を超えた。でも10分休んでから再計測すると、何とか基準内に収まった。
全血献血との違いは調べていたが、献血ルームで知ったこともあった。問診の後に行う検査では、全血献血の時は指先ヘ針を刺してプレパラートで採血するが、今日は従来通り肘へ注射して採血した。血小板の数を調べるそうだが、量が必要なのだろうか。心電図検査も行った。40歳以上の献血者は受けないといけないそうだ。成分献血は時間がかかるので、心臓に負担がかかるのだろうか。血圧や脈拍のことがあるので心配したが、きれいな波形だと先生。
いよいよ採血。ベッドに寝てから始まるまで時間がかかった。全血献血はチューブが1本だけだが、成分献血のチューブは3本あった。取り回しが必要で、下がらないようにテープであちこち固定した。チューブの途中にある口へ採血管を挿して数本採血した。
始まるとしばらく装置を眺めた。動きが面白かった。マグボトルの蓋のようなものが5つついていて、昔のコンピュータのオープンリールよろしく法則に従ってバラバラに回転した。
中央に立てかけた透明の箱に血液が溜まったり減ったりしたが、そのスピードが思いのほか速いので、こんなスピードで採られているのかと驚いた。血液を採る時は感じなかったが、体内へ戻す時は圧を感じた。風呂の足し湯をしている時に感じる圧のようだった。
採血にかかった時間は70分だった。体重によって採血量が違うので、時間は一定ではないそうだ。腕の高さがよくなかったのか、70分動かさずにいたからか、腕が微かにしびれていた。家に帰るとエスカレートして、体全体がだるくなった。終始血液を採るだけの全血献血より、採ったり戻したりを繰り返す成分献血は体への負担が大きいのだろう。ましてや高血圧高脈拍の健康状態。2週間経てばまた成分献血ができるが、どうしようかと考えてしまう。