Les Misérables

昨日『Dark Night Rises』を観て、アン・ハサウェイが演じるキャットウーマンは適役だとうっとりしたが、次回作は一転してレ・ミゼラブル。これまで何度も映像化された不朽の名作。彼女は悲運のヒロイン=ファンティーヌを演じるそうだ。
ファンティーヌといえば『I Dreamed A Dream』ミュージカルで歴代のキャストたちが情感たっぷりに歌う。でも映画版やTVドラマ版には登場しない。キャストの歌唱力に起因するものと勝手に決め込んでいたが、調べればまったくのでたらめだった。この曲はミュージカルのために作られたものなので、映画やドラマには登場しなくて当たり前なのだとか。でも今度は原作ベースのミュージカルの映画化なので、いよいよこの名場面が登場する。
予告編ではBGMに、アン・ハサウェイが歌う『I Dreamed A Dream』が流れる。何度かミュージカルに出演したことがあるという歌唱力はなかなかのもの。でも彼女は女優。実際に歌う場面が少しだけ流れるが、感情をあらわに歌い上げるのを見て心が揺さぶられた。こんなことでは映画館で泣いてしまうだろうが、とにかく待ち遠しくてしかたがない。
監督は『英国王のスピーチ』のトム・フーパー。ヒュー・ジャックマン演じるジャン・バルジャンや、ラッセル・クロウ演じるジャベールも楽しみ。もうひとりの悲運のヒロイン=エポニーヌは、25周年記念コンサートのときと同じ女優さんが演じるそうだ。彼女が歌う『On My Own』はとてもよかったが、映画では披露してくれるだろうか。