映画『Dr.コトー診療所』を観賞。髙橋海人さんと生田絵梨花さんのファンが大勢いて賑やかなのではと思ったが、そんなことはなかった。朝一番の回だったからだろうか。
2人とも新しい登場人物なので馴染むかどうか心配だったが、取り越し苦労だった。髙橋海人さんの叫びには鳥肌が立った。でも地域医療の困難さについては描写が物足りなかった。
結局監督は何を見せたかったのだろう。何を思い16年ぶりに制作したのだろう。コロナ禍で人々が疎遠になっていることを憂い、志木那島では登場人物たちが変わらず元気に暮らしているところを見せたかったのだろうか。それならコトー先生を死なせることはなかった。
完結させるためだったのだろうか。コトー先生から判斗先生へ、古い者から新しい者へバトンの受け渡しを描きたかったのだろうか。それなら16年前に終了したままでよかった。
とはいえ、コトー先生と彩佳が結ばれてよかった。結婚しても「先生」「彩佳さん」と呼び合うところは二人らしいと微笑んだ。和田さんとミナも結ばれていた。蒼井優さんは妊娠中だったので出演は無理だろうと思っていたが、あのようなかたちで出演する方法があった。
テレビでなく映画にしたのはなぜだろう。ずっとテレビサイズで観てきたので、大きなスクリーンは落ち着かなかった。テレビ画面は艶があり、映画のスクリーンは艶がないので、どちらが好きか嫌いかではなく、同じ作品で感じ方が異なってしまう。
本作の観賞には『イベント割ムビチケ作品共通券』を利用した。経産省が『イベント割』なる制度を実施中で、料金の20%を補助してくれるそうだが、このチケットでは1,900円×20%=380円に加え、ムビチケも320円補助してくれるので、都合1,200円で観賞できる。
購入するには3回以上のワクチン接種が必要で、接種証明書のアップロードを求められるが、『接種証明書アプリ』を入れてあるので、「証明書を画像として保存」機能を利用した。