仕事が忙しかったり、雨が降ったり、ふくらはぎや太ももが張ったりで、ランニングのペースが乱れている。まだまだビギナーだし、疲労回復のために一日おきに走ってきたが、いまは1週間に一度なんてこともままある。
足が張るのは続ければ収まる、体が適応すると思っていたが、そんなことはなさそうだ。最近ではなんだか足が太くなってきたような気がして、これもまたペースを乱す原因になっている。
こんなことでやめるわけにはいかないので、何かいい方法はないかと調べたところ、『スローランニング』なるものを見つけた。歩くスピードで走る。時速にして4kmから5km。こうすることで、息が上がらず走ることができる。おまけに足が細くなるかもしれない。
足が太くなるのは速筋のせいだとか。これは瞬発力のための筋肉だそうで、たしかに短距離ランナーや自転車競技の人は足が太い。反対にマラソンランナーは足が細いが、これは遅筋のせい。持久力のための筋肉だそうだ。
速く走れば着地時に足に負担がかかり、速筋がそれをカヴァーしようとするので足が太くなる。だから速筋を使わないように遅く走れば足は太くならない。遅筋が鍛えられて持久力がつき、こちらのほうがより効果的な有酸素運動になるのだとか。
さっそく試してみた。これまで6km走っていたのを4kmに落とし、時速5kmで走ってみた。かかる時間はほぼ同じ。消費カロリーは減ったが、息がまったく上がらず疲労もなかった。走っていて楽しかった。おそらく顔も和やかだっただろう。
これなら続けられそうだ。これを1年続けて来秋は……がんばろう。