簡単に変えるものではない

昨日は友達の仕事を手伝うため、久しぶりにノートPCを持ち出した。監理の仕事をしなくなったので、外でパソコンを使わなくなっていた。だから物は試しとWindows 11へアップグレードしていた。でもWindows Updateを行う以外に起動していなかった。使っていなかった。
仕事は定期報告書の「関係写真」づくり。手本のエクセルデータを利用し、写真を差し替えコメントを編集する。点検項目の長文をコピペするため、点検結果表のエクセルファイルを別に開く。たくさんある写真の順序を確認するため、エクスプローラーを別に開く。要するにいくつも開いて作業を行うのだが、Windows 11の致命的な欠点を忘れていた。
Windows 10までは、タスクバーボタンを結合しない設定にすれば、開いた分だけボタンが並び、目当てのものをすぐにクリックすることができた。でもWindows 11ではその設定がなくなったので、目当てのものを表示させるには、エクスプローラーやエクセルのアイコンにポインタを置きサムネイルを表示させ、目当てのものをクリックしなければならなかった。
手伝うくらいなので作業量があった。結局1日で終わらず持ち帰ることに。持ち帰り仕事をすることは平気だが、かかる手間や効率の悪さが嫌になり、半日かけてWindows 10へ戻した。
時間をかけて身につけた操作の仕方がある。癖と言ってもよいが、Microsoftはそれをないがしろにしている。使い勝手より見た目を優先した。このままではWindows 11で仕事はできない。サポートは再来年までだったと思うが、改善されない限りWindows 10を使うしかない。